天満敦子氏violinリサイタル
8日sun.の、天満敦子氏violinリサイタルが素晴らしかった!
学生時代に日本音楽コンクールで1位♪ …の人なのに生演奏を聴くのは初めて。
二人きりのステージにはピアノが1台。
のっけに、新調のワンピースの糸くずをしきりにつまんで客席を沸かせ、演奏のあいまにもちょこっと私たちを笑わせてくれる。
バッハから始まり、ブラームスの「FAEソナタ」から弟3楽章スケルツォの高まりに居眠りしてる人はいない♪
「海野義雄に師事」とあるのを見て、数十年前杉並公会堂で聴いた海野氏の堂々たる演奏を思い出す。
けっして音響のすばらしいホールとはいえない会場だったのに演奏の印象は今も鮮やか。
休憩のあとが、目当てのフランク「ヴァイオリン・ソナタ イ長調」で、聴きなれた出だしが始まり、生演奏の重層の魅力にポーとなってしまう。
名器のことを「相変わらずストラディバリウスが夫です」といって笑わせる彼女、弓はなんとイザイの使っていた品だそう!
ピアノの小林律子氏の演奏がまたすばらしく、よくまあこれほど繊細にして軽妙、violinを立てつつもちゃーんと聴かせてくれるものだ、その才能に驚いてしまう。
かわいい魔女お二人に生気を吸い取られてしまった演奏会だった♪
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