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2014年のこと、少々

 新年は、村上春樹『海のカフカ』上と下、を読み始める。
 一晩で四分の一ほど。
 舞台に高松市が登場するのも興味深い。
 「僕」について少しのしつこさは感じるけれど、エピソードの詰まった、説明であっても説明っぽく感じさせない文章に敬服!


 暮れには、舞台プロデューサーでもある友人オススメの映画「ゴーン・ガール」と「アバウト・タイム」を神奈川県内のA館とB館で見た。

 入りは「ゴーン・ガール」のほうが良く、三割ほどでも客がいれば気分がいい。
 ガラガラのことが多いシネコンなのでネ。


 友だちのアート、針目全作品集が出た!

 *沖潤子作品集「PUNK」文藝春秋 (2014/12/6)

 潤子さんは、針目作品で比留間の短篇集『ラプンツェルや、ラプンツェル』のカバーを飾ってくれた方で、
その後の躍進ぶりはほんとうに嬉しい!

 一目一目刺していくことで産まれる大作の数々が、女性編集者の目に留まったのももっともなこと!



 10月、最寄駅そばのホールで、フレデリック・モローのバイオリンを聴いた♪ 
 もちろんはじめて。

 世界で活躍する実力派で、バッハの無伴奏曲やパガニーニの超絶技巧曲のほか、「日本でほとんど演奏されていない新進フランス人作曲家エリック・タンギの作品」を。
 わたくしにはやはりこれが一番良かった!


 そうそう、師走に見に行った狩野川の能、「羽衣」。初めて通して見る演目なので、シテの、最後の数十分間踊り続ける姿に圧倒されてしまった。
 あの装束でよくぞまあ、と、感動あるのみ。

 その数日後、「三田文学会」のイベント「カラダを動かすコトバ」のあと、講師の能楽師安田登氏
から、「能の衣装は綿入れを着込んでいるので激しく踊ると熱くなるんですよ」と聞かされ、またまた驚く!



 元ご近所の青年藤原浩クンたちの三人写真展も、歩いて行ける会場で開かれた。
 三人それぞれに舞踏家秀島氏を追っかけていて、ひいき目だろう、初めての展示だという藤原クンのが一番印象に残っている。
 これも楽しみ→http://terra-incognita.peatix.com/




 さて、よく読んだ作家はポール オースターで、何度でも読みたい『ガラスの街 』(新潮文庫) 、痛快な長篇『偶然の音楽』 (新潮文庫)、ユダヤ思想と旧約聖書についての記述も多い難解な『幻影の書 』(新潮文庫)などなど。


 エッセイ『トゥルー・ストーリーズ』 (新潮文庫) はどれも皆、枕元に置いてちょいちょい読みたくなるものばかり!

 犬は苦手の私ゆえ、『ティンブクトゥ』 (新潮文庫)をひらくことはなさそう。


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