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「アイの問題」福澤英敏氏

 『福澤英敏作品集 第2巻』近代文藝社刊 を頂いた。福澤氏は小説「悲しみの花」で「第5回三田文学新人賞佳作」を受賞。近代文藝社社長をされている。

「初出一覧」をひらくと、「アイの問題」は1974年「文學界」三月号掲載&第71回芥川賞候補に。同じ頃「群像」や「文學界」に短篇がいくつも掲載されている。私は、当時はあいにく学生結婚・卒業・仕事・出産&育児に忙殺される日日。新聞もひらけなかったので、氏のことは何も存じ上げなかった。

『第2巻』では、書き出しからシュールな気配のするコミカルかつ悪趣味な若い夫婦の話、「アイの問題」が興味深かった。
 そして、39年後の2013年「三田文學・冬季号」に発表された「日々の泡」はどうやら、「アイの問題」と同一カップルらしい男女の後日譚ふう短篇で、「アイ…」と「日々…」のあいだには、「新ヨブ記」「家路」など、生き惑う夫婦の言動が思わず笑いを誘う五篇が挟み込まれている。


 人のパワーというものは老い先の長さで決まるものらしいと、私は一人の作家の来し方をうらやましく思った。


*福澤英敏:1943年生まれ。1998年、小説「悲しみの花」で第5回三田文学新人賞佳作となる。第71回芥川賞候補。主な著作に『アイの問題』『死のほとり』など。

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村松真理さんの短篇「無花果行」

 facebookにばかり書いてしまうこの頃。

 さて今日は午後、自転車のカゴに和服一式をぎゅうぎゅう詰めこんで駅前の「きもの屋」さんまで。
 大雪と風邪引き以来の自転車なので、脇とまん中に積み上げられた雪に緊張…。

 きもの屋の店長さんのお嬢さんは「三田文学」最新号(2014年冬季号)にも「無花果行」という斬新な小説が
掲載されたばかりの村松真理さんで、私はこの人の小説が大好き。
「三田文学」は編集長がこの号より若手の若松英輔氏に交代。さっそくの掲載を知って一番に読ませてもらい、とても良かった。

 古物のきもの店にはいろんな客がやってくる。今日は、外国人の女性がお買い得の帯を1本、キモノ着ます、とにっこり。

 今度は若ーい子が二人、和洋折衷のすっきりセンスが素晴らしい!

 30分ほどの間に、じゅうぶん楽しませてもらうこととなった。

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急な暖気にくらくら

 気温の変化に弱い私は、このところのせっかくの気温上昇に少々苦しんでいる。

 くらくら、ふらふら、ドキドキなどなどして集中力が削がれる具合。
 立ちくらみするから寝起きに洗濯モノ干しなどやりたくない。
 15ふんほど家の内外を歩き回るとようやく動悸がおさまってくる。

 読むのは短篇、1つ読んでは外に出て近所の急坂など歩いてくる。
 そして今度はパソコンをひらいてメモなどはじめる…という次第。

 暖かいのはありがたいのだけれど体質というのはなかなか改善されないものらしく、ちょっとつらい。
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2014年午年

2014face用のコピー.jpg


皆様の幸せを願っております。



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早池峰神楽

20131123早池峰神楽.JPG 

 土曜日、北鎌倉の建長寺で「早池峰神楽」を見た。神楽というのは以前、大型店の前の広場に招かれた石見神楽の社中のさわりのところを見たくらい。

 岩手県には1000を超える民俗芸能が伝えられてきたという。早池峰神楽は早池峰山を霊場とする修験山伏たちによって代々舞い継がれてきたといわれるもので、祈祷の型を取り入れているため、「山伏神楽」とも呼ばれているとか。

 和服の女装男性二人の「鳥舞」から始まり、一人舞いの「天女」、四人舞いの「天降り」など、たくましくユーモラスな舞が9つも、3時間の熱演。東日本大震災復興支援イベントなので、花も次々寄せられ、満場の客の拍手溢れる夜だった。

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Will Selfの短篇集『元気なぼくらの元気なおもちゃ』

夜が長くなったおかげで本がよく読める。


 英国の作家Will Selfの短篇「尺度」は旅行前に読み返したが、「元気なぼくらの元気なおもちゃ」2006年河出書房新社刊、などは再読できずに出かけた。


 さて、あらためて読み始めると、おもしろくてやめられない。

 それにたとえば、「元気なぼくらの…」に、「ゴールダーズ・グリーンの墓地で…」という一行が出てくると、うれしくなって立ち止まってしまう。


 というのは、夏の滞在で、ロンドン郊外ゴールダーズ・グリーン駅には2度行った。ネルソン在住の友だちが、ロンドン時代に長く暮らした町なのだ。


 でも火葬場や墓地には気付かなかったし、長逗留のイギリスだったが葬礼を一度も見かけなかったのはふしぎ。


 主人公はスコットランドからロンドンへと、数々の自動車道路を時速150キロなんて速度で飛ばしまくるのだけれど、M6やA882は私も乗せてもらった道なのでいっそうスリリングに思える。


 Will Selfは麻薬中毒で知られるが、訳者の安原和見氏は「あとがき」に、“「リッツ・ホテルよりでっかいクラック」に描かれる生々しいクラック体験は、Will Self自身の体験に基づくものだと著者本人が書いている”と。



 登場人物っちがあまりに心地よさそうに吸うので、読み終わったわはしは階下に駆け下りて思わずタバコを一服。


 マイタイを真似てリキュールにありったけの柑橘を絞り込み、ビールまで加えて一杯!

なかなか結構な味わいでした。

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短篇小説「千軒浜」Sengehama

 9月30日、「季刊文科」No.60鳥影社が発売された。
遅れたのは、8月15日に編集員の大河内昭爾氏が亡くなられ、急遽特集ページ「追悼・大河内昭爾」を加えたからだそう。
 松本道介、松本徹、勝又浩、伊藤氏貴四氏の座談をはじめ、津村節子氏、加賀乙彦氏、黒井千次氏、新井満氏、弦月氏、吉住侑子氏ほか多くの方々の追悼の言葉が寄せている。

 そして、大河内昭爾とわたしは、長い付き合いである。」と始まる秋山駿氏の「懐かしい日々」(『わが友 わが文学』草場書房、よりの転載)。

 その秋山氏が、10月2日食道がんのため亡くなられてしまった。
 「季刊文科」は大丈夫だろうか…。


 短篇「千軒浜」Sengehamaはp45に。

kikanbunka.JPG

  本屋にご注文下さい。
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広告が入ってしまった…

niceを付けてくれてる方のページをクリックしたら、広告まがいの数行が差し込まれてしまった…

削除の仕方がわからない。
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帰宅してひと月

 元気で帰ってきたまでは良かったのだが、7月13日以降の暑さに仰天、完全に参ってしまう。

 やはり、イギリスは涼しかった、寒い日もあるくらい。ベッドの枕元が生温かいのでオイルヒーター
らしきものに触ってみると、微温が。
 なんと、ゆるやかなガス暖房を一年中付けっ放しにしているという! 外出時も付けたまま。


 暑さはまだまだ続く気配、それにまあ、ひと月近いブランクで読みたい本、書きたい原稿も溜まっ
てしまっている。
 
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英国へ

 6月17日(月) 11:25 NRT:東京/成田国際空港から→ 17日(月) 15:50 LHR:ロンドン/ヒースロー空港 到着。

 ロンドンで3泊、→ランカシャーのネルソンにある友人宅へ。

 肌寒いイギリス、ラム肉料理など、「嵐が丘」のブロンテ一家の旧居などへ。家具のすべてがあまりに小さくてびっくり。。。。


 今日は「ユリシーズ」のダブリンへ。

 
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ジュディ・バドニッツ『空中スキップ』

 2007年マガジンハウスよりのジュディ・バドニッツ短篇集『空中スキップ』岸本佐知子訳、を。

 発売当時、私はバドニッツの存在を知らなかった…。


 「イェルヴィル」、「チア魂」、「作曲家」、「ハーシェル」などなど23の短篇はおもしろくて
どぎまぎ。アメリカという速成された国で生まれ育ったらばこその発想なのだろう。

 いちばんすごいのは「イェルヴィル」で、娘のボーイフレンドが育った町=絶叫町のリアルな
ブラックが繰り広げられる。

 彼女自身が演じる映像作品「The Furture」より、私にとってはやはり小説のほうが面白い。

 
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ヘミングウェイの「移動祝祭日」

 本を知るのは、本や雑誌に書かれたことを読む場合が一番多い。
 昨今はそれにネットが加わるのだけれど…。

 ヘミングウェイの「移動祝祭日」も、新潮社の「波」に書かれていた「小川国夫の
ヘミングウェイ時代」(長谷川郁夫)というエッセイを読んで思い出した本のひとつ。

 タイトルは知っていながら数十年も読めないままの本がいっぱいある。人並み以上
眠りをむさぼる私だから、“積ん読”どころではない体たらく。

 ヘミングウェイと小川国夫? と思いながらAmazonで取り寄せ、パリでの、初々しい
ヘミングウェイの日々を追う。


 そんなわけで、「移動祝祭日」は、目醒めたときタイトルが目に入る場所に入れ込で
おきました。

 
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ジュディ・バドニッツの「奇跡」岸本佐知子訳

 田舎から帰るととたんにパソコン時間の長い生活になってしまう。

 こちらの鶯の声は、あちらのに比べると少し遠慮がちに聞こえてくる。

 ひとりで過ごす夜は長く、本が読める。草抜き仕事と枕元のラジオのおかげで寝付きも
らくらく。

 いつものことながら、ちくまの太宰治全集から「トカトントン 」のような短いものをくり返し
読んでしまうが、今回は小味の「満願」が面白かった。
 そういえば「佐渡」は、去年6月に初めて佐渡島を走り回ったあと、秋に見つけて読んだ
のだったが、太宰はお気に召さなかったようで、不平がふつふつするところがまた良い。

 小説ではアメリカ女性ジュディ・バドニッツの「奇跡」岸本佐知子訳「文學界」2012年11月号、
が強烈だった。白人カップルから生まれた赤ん坊がブラックだった、というシュールな物語が
テンポ良く始まる。結局、数日後?、ベッドの上で赤ん坊は白い肌になっていた、という結末は
予想されたものでもあるが、一行一行にそんなこと気にならないほどのインパクトがあり、考え
込んでしまった。同じ号のやまとなでしこたちの浮遊感いっぱいの短篇とは信じがたいほどの
距離のある作品だった。
 同じ雑誌の連載もの、上野千鶴子「ネットwanウィメンズアクションネットワーク」は忌憚ない
言葉で進められるウイットあふれる評論。

 荻原浩の短篇集『月の上の観覧車』では、秩父だかの地方色漂う「胡瓜の馬」と「レシピ」が
印象的。

 以前幼馴染からもらった中田芳子『』14歳の夏』も読了。高齢なのに若々しい語り口で台湾
から飛び立った特攻隊の若者の話が書かれている。


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帰郷

 しばらく、三週間ほど田舎へ。

 半年も行ってないので気がかりなことばかり…。
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スザンナ・タマーロ『心のおもむくままに』

 鶯が鳴き始めた先週から、高橋悠治のピアノでクセナキス&メシアンを毎日聴いている。

 クセナキスの「エヴりアリ」と「ヘルマ」は聴き飽きない。
 メシアンは少しだけ甘い。


 Bookoffで、イタリア女性スザンナ・タマーロの『心のおもむくままに』泉典子訳草思社、を
見つけtた。
 フェリーニが褒めているし、「おまえがここを発ってから二カ月になるが、まだ生きていることを
わたしに伝えた一枚の絵葉書のほかには、便りがない。今朝わたしは、庭のおまえのバラの
前で長いことたたずんでいた。…」と始まる冒頭が魅力的なので、買ってきた。

  吸い込まれる。

 「孤児? 祖母が死んでも孤児になったって言うのかしら。わたしにはよくわからない。祖父母
なんておまけみたいなものだから、いなくなったからって別になんにもならないね。孤児にも未亡人
にもなりはしない。…」

 祖母と孫の話を皮切りに、オルガ(祖母。80歳)は自分自身の心の告白を始める。

 訳者によると、タマーロは1994年、三十六歳のときこれを書いているが、長い年月を祖母と
ふたりで暮らした経験によって彼女は八十の老婆の日常をじつに細かく描写できたという。


 惜しみ惜しみ読んでマス。

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雅楽拝聴

 水曜日。「雅楽」の講義の最終回、待望のライヴの午後。申し込む時、会場が市の老人施設なので
ちょっと躊躇したものの、加藤健司氏の講義が愉快で期待をはるかに上回った!

 本日は、烏帽子に白装束の鎌倉八幡宮神官三人による「越天楽」(越殿楽とも)演奏。その前に奏者が
それぞれ笙と篳篥と横笛ohtekiを持って私たちの間を回り、楽器の詳しい説明をしてくれた。笙は構造が
複雑、篳篥は意外に短く、横笛は長い。

 さて、ライヴは「音合わせ」ではじまり、「越天楽」は至福の心地。音はじゅうぶん大きく澄んでいて、聴き足りない、もっともっとと叫びたいほど素敵だった。

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川上未映子『愛の夢とか』講談社

 川上未映子発刊予定の『愛の夢とか』の読者モニターをやってみた。


 面白かったのは、『ゴドーを待ちながら』(サミュエル・ベケット)ふうの「アイスクリーム熱」と
「日曜日はどこへ」。

 関西人ふうの饒舌に引っぱられて気分良く読まされる短篇集。
 描写がすんなり頭に入っていくのは、著者独特の感受性のせいなのだろう。

 ケチをつければ、〈わたしたちはとても気に入っていたのだ。〉といった表現が、米国の翻訳もので
時折り見かけるものであるところ。ほかにも、〈夜が満ちようとしていた〉や、〈どこにも辿りつくあての
ない漂流者のように〉というのも、常套的表現。

 〈…彼女の年齢は、顔は六十代前半、そのほかの部分は七十歳前後って感じ…〉→こういう観察&
表現はさすが詩人デス。
 ただ、そのおばあさんが、〈ゆるゆる弾くようになってしまって〉というところの、「ゆるゆる」に引っかかる。
 流行り言葉のゆるゆるは使わないだろうし、そぐわない。

 「三月の毛糸」は、ある程度の齢の女が読めば、結末は見えている。だって、毛糸はほどけるもの
だからー。



 
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ミランダの短篇集『いちばんここに似合う人』と映画「The Future」

 芥川賞受賞小説、「abさんご」が人気沸騰!
 来週は出歩かないのでゆっくり読めそう。


 さて、少し前、パトリック・ラペイユの長篇『人生は短く、欲望は果てしなし』東浦弘樹ほか訳、
作品社を読んだ。

 さすがフランス人? エスプリ、ウィットうまく、エロス満載。

 登場人物たちが歳のわりに考え深く、複雑に思考するあたりが、日本人&日本の小説の
 成熟度とはかなりちがう気がする。


 シアター・イメージフォーラムで映画「The Future」http://www.the-future-film.com/theaters.htmlを。
 監督・脚本:ミランダ・ジュライ 主演はミランダ・ジュライとハンサムなハミッシュ・リンクレイター。
 音楽もモダンで、シュールな展開のせいか、途中うとうとしてしまった…。
 意外な展開が面白かったが、お客は30人ほど。こういう映画は横浜あたりでもなかなかやっていない。
 
 ミランダの短篇集『いちばんここに似合う人』2010年新潮社刊を読み、彼女の映画を待っていた。
 短篇集には「妹」、「わたしはドアにキスをする」など、ずらり。
 岸本佐知子の訳がまたすごくいい。自由自在に訳しているのだろう。

 
 みゆき画廊では三浦幸子さんの日本画展を観た。
 大きな絵なのがいいし、こちらもやはりマスクや仏像の手がシュールっぽく描かれている。
 好きな絵に囲まれて過ごす時間はありがたい。


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トルーマン・カポーティ『叶えられtた祈り』、再再再読?

 川本三郎訳新潮文庫のこの本は、2008年10月に福岡の書店で見つけて持ち帰った
もの。

 身近に置いて、夜中に目が覚めてしまったときなどに読んでいる。


 私の父が口にしていたKim Novakというブロンドの女優のうわさ話が出てきたり、
曰くありげなレディーが二人で、若い日のサリンジャーのことを「やさしすぎるのよ」と
話していたり、と、面白いのでついつい何度も読んでしまう。
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西村和子著『気がつけば俳句』

 俳人西村和子さんの『気がつけば俳句』角川学芸出版、とても面白い。

 中学時代からのこと、啄木にぞっこんという話、リルケの詩、立原道造の詩
との出会い、などなど。


 慶大俳句クラブに入った学生時代、文庫本を買って読み返した多くの句のこと。


 一時期、合唱クラブに気を引かれて歌っていて、ふと、ある日、「自分の歌を歌い
たい」ことを再確認。


 関西暮らしで知った地方語の面白さ。


 そして、

   春を待つ子のクレヨンは海を生み    和子


 など、登場する句も忘れがたい。
 
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