「三田文学」132号、「季刊文科」73号発売中♪
「三田文學」132号 目次
http://www.mitabungaku.jp/quarterly0.html
針谷卓史氏の短篇小説が面白い♪
◇短いエッセイ「君には書けないよ」を載せて頂きました。
エッセイのご感想、多数頂いております。
<茸地寒さんからは→ 耕治人の『そうかもしれない』
『天井から降る哀しい音』を思い出しました。と>
「エッセイ、拝読しました。目の前にありありと情景が浮かびました。」
〈神宮みかんさんより〉
◇さて、「季刊文科」73号掲載の 短篇の感想も頂いております。
「ギョエンの午後」 よくできていて 面白かったですよ。
ややストイックな感はありますがバランス考慮するとちょうどかも。
文章が上手です!
〈 河野勉氏(作家)〉より
「ギョエンの午後」、拝読しました。
瑞々しい感覚の、わたしには、スケッチ風の作品におもえました。
「男性器」との接触の際、女性が感ずるものが知れました。
短い作品のわりには登場人物が多かった気がしました。「江津」ひとりで
十分ではなかったか、と。でも、このような作品をお書きになられること、
うらやましくもあります。
〈 澤井繁男氏(作家&イタリア学研究者)〉より
◇厳しい評も!
「季刊文科」拝読しました。私はあなたの小説は、尊重しますが、読むたびにどこかばぐらかされているような気がしています。
いいし、うまいんだけど、決まり手が肩透かし、とったり、というような感じでしょうか。
それが個性なら仕方がないですが、私は何か勝負しきれていないように感じます。もうこれっきゃないというあなた自身がよく出ていないような気が…。そのあなたのこと、私はよく知りません。
もっと知っておいて当然なのに、どこかわからないのは、はぐらかされているのではないかと思います。
謎はあってもいいですが、謎は突っ込みすぎても残るものだから、もっと読み手の友人となってさらけるものはさらけ、これっきゃないというものを伝えてほしいように思います。ええっ、こんな人いるの? というくらい迫るものは、きっとあるはずで、知らせてくれてありがとうとなったときに、初めて人と対話する人となるのでは?
と言いながら、私もいろいろ反省します。ほんとうにほんとうのこと書いているのかと…。
〈 草壁焔太氏 (五行歌・主催) 〉
▽以前の短篇の評(「文學界」2012年10月号掲載は)
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